【日本の宗教】商売の神様?お稲荷様とは - 成功.me

HOME > 日本の宗教 > 【日本の宗教】商売の神様?お稲荷様とは

【日本の宗教】商売の神様?お稲荷様とは

120711.jpg

日本で一番の数を誇るお稲荷様。
なんと、その数3万もの社があります。

日本で一番多い信仰だと言われており、
商業が発達した江戸時代にその信仰は広がりました。

1)伏見稲荷大社の系統
2)稲荷大社とは無関係だった各地の社が稲荷になった

この二つが一般的な形です。

日本で一番古い歴史と由緒を持ち
京都の伏見区に鎮座する伏見稲荷大社。

成立は和銅四年(西暦711年)。
この地の長者が餅を的にして弓を射った。
すると餅が白鳥になって山の峰に飛び去った。

長者は追いかけて見てみるとそこに稲が生えていた。
長者はこれを恥じて祀ったのが始まりと山城国風土記にあり、
稲が生ったので「いなり」と名付けられたとされています。

他には、山にやってきた神様を長者が祀ったところ
五穀豊穣がもたらされたとの話があります。

どちらの話にしても、豊穣を与えてくれた神様として語られており、
農業だけではなく色々な職業が発展した現代では、商売の神様としての
篤く信仰されています。

作物が育たないとは餓えや死に直結します。
それを防いで守ってくれる存在であったのが豊穣の神、
稲荷の神様だったのではないでしょうか。
なので守り神の性質を持っているのではないかとちょっぴり思っています。

現代では、稲荷の神様は「狐」だと有名です。
しかしながら、稲荷大社では宇迦之御魂(うかのみたま)の
神様が祀られ、作物、殊に稲の霊とされています。

そうこの神様、狐じゃないんです・・・
狐は稲荷の眷属、神使です。つまりは神様の部下。

では、何故狐なのでしょうか。
これは稲作の天敵の代表「鼠」が原因だと思われます。

高床式倉庫を、皆さんご存知でしょうか?
日本史の教科書の初めに出てくるので覚えている方もいるかもしれません。

この高床式倉庫には匠の技である「ねずみ返し」が付いています。
このねずみ返しは読んで字の如く鼠を退ける装置です。

「ねずみ返し」とはなかなか良いネーミングセンスだと思いませんか?
この名称を付けた学者さんに好感が持てます。
これを倉庫の支柱に板を付けて地面から鼠が登れないようにしてあります。

これがあるくらい鼠は昔からの嫌われ者で、
鼠を捕食する動物は重宝されました。それが犬・狼・蛇・狐などです。

犬は四国の犬神、狼は三峰神社の眷属、
蛇は水に関係する場所の神が多く、狐はお稲荷とどれも信仰されている動物です。

作物を守ってくれる狐は、農村で信仰されていたことが
現在の稲荷信仰の一因となっているのではと思います。

最後に、昨今のパワースポットブームで、「恋愛に効く神社」「仕事に効く神社」
「健康に効く神社」など分類されていたりしますが、「この願い事しか効かない」と
能力が限定された神様はほとんどいません。
神様は同じ名前の神社だったら、全く同じ神様がそこにいます。

なので古い歴史がない、小さい等の不満を持たずに
神社に接して頂けたら嬉しいな、と個人的には思います。

(スタッフM)



無料メルマガ

PageTop




運営サイト


掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを禁じます。
コンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを発見した場合は予告無く通報します。