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【日本の宗教】水は浄化?日本での穢れ、罪の払い方

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今回は、日本人の穢れ、罪の払い方のお話です。

最初に、述べなくてはいけないことがあります。
それは、外国人と日本人、キリスト教圏と日本の違いです。

外国人をキリスト教圏とするのは本来ならば間違っていますが
世界で一番多い宗教はキリスト教なので大多数の外国人は
キリスト教であるとしていますので、予めご了承下さい。

アダムとイブの有名な話をご存じだと思います。
人類の祖とされるアダムとイブはゴッドの言い付けを破り
知恵の実を食べてしまい、ゴッドに楽園を追放されてしまった。

これは旧約聖書「創世記」の話であり、
そのヘブライ聖書(旧約聖書)を聖典とする宗教は、
有名どころではユダヤ教、キリスト教、イスラム教です。

宗派によって色々な解釈がありますが「原罪」と呼ばれます。

カトリックでは原罪は生まれた時から誰しもが持っており、
原罪から逃れられない。

ただし、イエスの母マリアは「無原罪の御宿り」と言われ、
罪を赦す為に生まれるイエスの為にマリアは赦されたそうです。

ゴッドに祝福されれば原罪は無いみたいですが、
しかし、一般の人は赦されていないので
罪の意識を感じ生きるようです。

場所変わって、日本では、
古来から罪に対する考えが違ったようです。

神話を読むと、天界での罪は天津罪(あまつつみ)と言われ、
暴挙の限りを尽くしたスサノオは天界の高天の原から追放されました。

ここまではアダムと同じですが、
スサノオは追放前に儀式と毛と手足の爪を抜かれています。

スサノオはこれにより天津罪を赦されたと解釈されており、
この後もスサノオは神話で出てきますが、天津罪については
一切語られないどころかスサノオは180°性格が変わってしまい、
泣いてる老夫婦と娘を気にかけ、原因の怪獣八俣の大蛇を倒して
彼らだけでなく村まで救って英雄になっただけでは止まらず、
その村の発展に尽力して出雲の国(島根県出雲地方)の基礎を作った。

この罪を赦す儀式は効果的だったのでしょう。
それまでは、親を困らせ兄に迷惑をかけていた
スサノオでしたが、すっかり成長しています。

現代では、この天津罪に関係する祭り
「大祓(おおはらい、おおはらえ)」があり、人が知らず知らずのうちに
犯した罪や穢れを除去し、それによって災厄を避けることを目的にする行事で、
毎年6月と12月の大晦日に行われます。

大きい神社では人型や細かい紙を参詣者に配り、
体を撫でて穢れを紙に移して処分して貰うことが出来ます。
処分の方法は神社によって異なるそうです。

神社によっては川に流すところもあるらしく、
これは精霊流しや灯篭流しに似ている部分があります。
水は古来より浄化の作用があると考えられており、
死の世界から帰ってきた神様が死の穢れを払う為に水で禊(みそぎ)を行いました。

これに倣い、神社では入る前に身を清める為に入口に手水舎(てみずや)があります。
手水舎も昔は神社の近くにある川や湧水でした。
現在でも世界遺産にする運動が行われている沖ノ島では、
裸で海に入り島の入り口にある湧水で禊をするらしいです。
(普段は沖ノ島に上陸が許可されないので詳しくはわからないですが。)

伊勢の神宮でも五十鈴川で手を洗う風習が今でも残っています。
入口に橋がある神社は川に入って禊をして神社に入っていた
名残だと聞いたこともあります。

ヒンドゥー教でもガンジス川は聖なる川とされており沐浴を始め、
歯を磨く、泳ぐ、火葬の灰を流す。正と負両方の側面を持っております。
日本に近い形です。

日本ではこの他、近い形に修験道や仏教でも滝行があり、
今日では日常の疲れをとる目的で訪れる一般人が増えており、
心の浄化とも言えるのではないでしょうか。

昔の日本人は罪や穢れを払って生活してきました。
お風呂に入ったら心がリラックスできると言われるのも、
もしかしたら、現代人にも受け継がれているのかもしれません。

(スタッフM)



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