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【易の卦】「地沢臨」は、正しい人にしか救いがないとは?

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▼地沢臨(ちたくりん)

臨 元亨利貞 至于八月有凶
彖曰 臨 剛浸而長 説而順 剛中而應 大亨以正
天之道也 至于八月有凶 消不久也
象曰 澤上有地臨 君子以敎思无窮 容保民无疆

臨は、元いに亨る貞しきに利あり 八月に至りて凶あり
彖に曰く、臨は、剛浸くにして長ず 説んで順う
剛中にして応ず 大いに亨るに正を以てす、天の道なり
八月に至りて凶あり 消すること久しからざるなり
象に曰く、沢の上にあるは臨なり 君子以て教思窮まりなく、
民を容れ保んずること疆りなし

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「臨」というのは、臨海副都心のように
海辺から見下ろすというニュアンス。


高いところから低いところを、
臨んでいるという風景です。


自分が、少し高いベイブリッジのような所にいて、
見晴らしのいい海辺を、
上から見下ろしていることを「臨」といいます。


下から上を仰ぎ見ても、上から下を見下ろしても「臨」です。
立場が違いますが、両方とも同じ「臨」なのです。


卦辞には「大いに亨りただしきに利あり」と書いてあり、
「8月に至ると悪くなる。凶あり。」という文章もありますね。


「山風蠱」の時も語りましたが、
「おおいに亨る」は、易経では決まり文句であり、
「利あり」とは、利益があるよということです。


そして、易の卦で日付が指定されているというのは、
あまりないのですが、どういう訳だかよくわからず、
8月は悪いぞと書いています。意味不明な感じがします。


しかし、占ってみると、
本当に文字通り8月に悪くなったりするということが、
この卦の意味の中には出てきやすいです。


先に書いた通り、上から見下ろすということと、
下から仰ぎ見るという2つの要素があることにより、
この「臨」と言う文字は目的が2つあることを指し示します。


それはまた、2つの要素ということで、
吉の中に凶が入っているという意味にも取れます。


幸せに出るのか、不幸に出るのかはその人次第です。


反対に運気が上がる日もあり、下がる日もあります。
どちらにしても、正しいことをやっていこうという人にしか
救いはありません。


また「地沢臨」は、大地の底に川の流れがあり、
高いところから見下ろして水が入っていくという象意でもあります。


地面の中に沢がもぐりこんでいく訳ですから、
しみこんでいく水です。恵みの水となるのか、
水たまりとなって湿気を帯びるのかはこれから先次第ということです。


(2012.4.21.清水義久先生 周易と易の神秘(フェーズ4)セミナーより)



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